FXのポジションの取り方

何故かポジションを取ると逃げる様に値が反対方向に走り始め全く南アフリカランド利益が出せず困っています。(その為か損を遅く、利益を早く切る典型的なパターンとなってます)1万ドルを買ったとして損切りはどの位で切るのが適切なのでしょうか?私もかつてまったく同じ悩みを抱えたことがあります。「神様が常に私のことを見張っていて、いじわるをしているのではないか?」なんて思いたくなるくらい、売買した直後に決まって、逆の方向へ相場が動くこともありました。対策としましては、短期売買手法をブラッシュアップする(磨き上げる)か、中長期投資戦略に軸足を移すか、といったことが考えられます。長期トレンドに乗っている限り、短期的に先物取引相場が逆方向に動いても気にすることはありません。ので、長期戦略として当面はスカウトがあってもじっと我慢する。というのもひとつの解決策です。短期売買の場合は、2円や3円逆方向に動いてもどうでもいいとも言ってられません。超短期売買ならば数十銭程度、数日タームの短期売買ならば1円から1円50銭程度を損切り値幅の目処としながら、しかし、自分の勝率や利喰い幅も考慮して損切り幅を設定する手法があります。(たとえば、勝率が50%のとき、利喰い幅と損切り幅が同じであれば、永久に資金は増えません。)また、損切りを値幅ではなくて、自分で重要ポイントを設定し、その時々で柔軟に設定する手法もあります。基本的に私の損切りについての考え方は、『カレンダー』の1月の格言として書きましたとおりです。最後に。長期戦略か短期戦略かどちらかひとつに絞る必要はありません。2万ドル分の資金があるとき、長期戦略として1万ドルをずっと保有し続けながら、別途1万ドルで短期売買の訓練を積むという作戦もあります。半年くらい経過した頃に、長期と短期戦略のそれぞれの運用成績を比較検証して、もっと向上するための材料になると思います。ぜひ、みなさまにもお勧めしたいポイントがあるので、いくつか解説させてください。ポイントのひとつ目は、“時価評価をする”ということ。日本では機関投資家でも昔は実現損益を重視するスタイルが主流でしたが、現在では、伝統的なタイプの年金基金などでも、「時価評価」へと評価基準を移行しています。「時価評価」とは、実現損益(=決済して得た利益や、決済して確定した損失)だけではなく、時価評価損益(=含み益や含み損)も含めて、資金がどれだけ増えているか?または減っているか?を認識する手法です。ポイントのふたつ目は、利益(または損失)の要因を分析すること。スワップポイントの受取り(または支払い)によるものが何円(何%)で、為替差益(または為替差損)によるものが何円(何%)なのか? 儲けている方も資金を減らしてしまった方も、一度、自分の運用成績について数字で検証してみると面白いと思います。たとえば、2005年末にドル円を1ドル=118円00銭で1万ドル買ったあと何もせず1年が経ち、2006年末に1ドル=119円00銭であったとき。受取スワップポイントによる収益は約55,000円。118円から119円へと1円円安になったことによる為替差益(含み益)は10,000円。合計収益は65,000円で、収益のうち、スワップポイント要因が85%、為替変動要因が15%の割合をそれぞれ占めることがわかります。このとき「ああなるほど、自分はスワップポイントの恩恵を多く受けているのだなあ」ということがわかります。1年の間に、上手に買い増しや利益確定をできた方は、スワップポイント要因の占める割合が相対的に低い結果が出たりすると思います。最後に、もうひとつ指摘させていただきたいポイントは、「石橋をたたいて渡るようなやり方」。私たちはうまくいったときでも「もう少し買っておけばよかった」とか「もう少し待ってから売れば良かった」という感情がどうしても湧いてきます。しかしこのような感情は次に墓穴を掘る遠因となりがちです。資産を増やすやり方は人それぞれで合う合わないもありますので一概には言えませんが、この考え方は、私も含めて多くの方のご参考になるのではと思いました。